春限定のキットを見つけて
初めてチョコテリーヌを作ってからしばらく経った3月頃。

用事があって近くまで行ったこともあり、いつものお菓子パン作りの専門店へ立ち寄りました。
すると、キットコーナーで目に入ったのが春限定の抹茶テリーヌのキットでした。
2月にチョコテリーヌを作ったばかりでしたが、もともと抹茶も好きだった僕は、
「今度は、抹茶テリーヌをつくってみよう」
そんな気持ちになりキットを手に取りました。
チョコテリーヌの経験が活きた
前回のチョコテリーヌ作りでは、思うようにいかないこともありました。
その経験があったからでしょうか。
今回は、湯煎のお湯が入らないように注意したり、材料を温めて混ざりやすくしたり。
レシピを見ながら、一つ一つの工程を落ち着いて進めることが出来ました。
溶いた卵を3回に分けて加えながら混ぜていくと、少しずつ生地がなめらかになっていきました。
そして、混ぜているうちにチュルンチュルンとしたつやのある状態になっていくのを見て、
「今回はうまくいったかも」
そんな手応えを感じたのを覚えています。
前回の失敗が、少しずつ経験になっていたのかもしれません。
抹茶の香りと萌黄色
抹茶テリーヌにはホワイトチョコレートが使われていました。
ホワイトチョコレートに抹茶を加えて混ぜていくと、少しずつ鮮やかな緑色に変わっていきました。
まるで春の訪れを感じさせるような、新緑を思わせるような萌黄色。
その様子を見ているだけでも楽しく、
「抹茶っていいな」
そんなことを思いました。
焼き上がった後は型ごと冷ましてから冷蔵庫へ。
しっかり冷やして完成した抹茶テリーヌは、見た目もよく、抹茶の香りも感じられる一品になりました。

自分でも、
「今回はうまくできた」
そう思える仕上がりでした。
写真を撮る楽しさも
少しずつお菓子作りに慣れてきた頃、
「せっかくならきれいに写真を撮ってみたい」
そんなことも考えるようになっていました。
木のまな板ならおしゃれな雰囲気に撮れるかもしれない。
そう思い、ホームセンターで木のまな板を購入。
キットに入っていた粉糖をまぶしながら、完成した抹茶テリーヌを撮影しました。
今思えば、お菓子を作る楽しさだけでなく、写真を撮る楽しさも少しずつ増えていった頃だったように思います。
「もうお店ですね」
完成した抹茶テリーヌの写真を添えて、
「抹茶テリーヌ、思いのほか美味しかったよ」
と送ってみました。
すると、
「もうお店ですね、副業できるレベルですね!」
という返事が返ってきました。
もちろん、そこまでの腕前はありません。
それでも、美味しそうと言ってもらえたことが嬉しくて自然と笑顔になったのを覚えています。
お菓子作りが少しずつ日常になっていた
チョコテリーヌを作ったころはまだ挑戦するという感覚でした。
それが、数ヶ月後には近くに行く用事があると自然と製菓・製パンの材料専門店へ立ち寄るようになっていました。
そして、チュルンチュルンときれいに混ざっていく生地を見ながら、
「今回はうまくいったかも」
そんなことを思えるようになっていました。
気づけば、お菓子作りは少しずつ日常になっていたようです。
そしてその頃から、キットだけではなく自分で材料を揃えて作るお菓子にも興味を持ち始めていました。
お菓子の世界は、思っていたよりも広くて楽しいものなのかもしれません。

