次に選んだのはガレットクッキー
2025年2月バレンタインデー間近。
2回目のお菓子交換の時期がやってきました。
前の年に作った「初めてチョコテリーヌ作り」に続いて、今年は何を作ろうか。
そんなことを考えながら、いつもの製菓製パン材料専門店へ向かいました。
店内のキットコーナーを見てみると、ガレットクッキーのキットに目が留まりました。
それまでは、ガレットクッキーというお菓子は知りませんでしたが、レシピに書かれていた説明が気になりました。
「焼き菓子屋さんで目を引くガレットクッキー。憧れだけど難しそう…と諦めがちですが、実はクッキーの作り方と似ていて簡単です!」
そう書かれていたのを読んで、
「これなら僕にもできるかもしれない」
そう思ったのを覚えています。
前年は、チョコレートテリーヌを作った事もあり、
「今年は焼き菓子にも挑戦してみよう」
そうして、ガレットクッキーのキットをレジへ持って行きました。
少しずつ増えていく道具たち
ガレットクッキーを作るにあたり、キットに入っていない材料も用意しました。
スーパーでは、無塩バターとバニラオイルを購入し、ホームセンターでは生地を伸ばすためのめん棒も購入しました。
以前は、お菓子作りとは全く縁のなかった僕が、気づけば少しずつ道具も増えていき、お菓子作りの世界が少しずつ広がっているような気がしました。
材料も道具も揃い、いよいよガレットクッキー作りです。
ところが、作り始めるとすぐに壁にぶつかりました。
レシピには、
「無塩バターは常温に戻し、クリーム状になるまでよく混ぜる」
と書かれていました。
しかし、冬の寒い時期だったこともあり常温に戻したにもかかわらず、思っていたようにバターが柔らかくなりません。
混ぜても混ぜてもなかなかクリーム状にならない。
「本当にこれで大丈夫かな」
そんなことを思いながら根気よく混ぜ続けていました。
今思えば、勝負はこの時についていたのかもしれません。
それでも何とか生地をまとめガレットクッキー作りをまとめていきました。
焼き加減の難しさを知った日
何とか生地をまとめた後は、ムースフィルムで10個分の生地を抜いていきました。
一つ一つに卵黄を塗り、フォークで模様をつけると、ガレットクッキーらしい姿になっていきました。
170℃に予熱したオーブンで25分。
きれいに焼き色になることを楽しみにしながら、焼き上がりを待っていました。
タイマーの表示を確認し、そろそろ焼きあがる頃かなと思い、少しだけオーブンを開けて覗いてみると、
「あれ?」
すでに焦げ始めている物がありました。
慌ててオーブンを止めたものの、焼き方にはムラがあり思っていた以上に焼き加減が難しいことを体験しました。
ガレットクッキーは、見た目以上に奥が深いお菓子でした。
それでも、10個のうち1枚だけ、きれいな焼き色に仕上ったものがありました。
「良かった…」
一枚でも上手く焼きあがったことにほっとしました。
粗熱が取れた後、クッキーを試食してみることにしました。
表面は少し焦げたような味がしましたが、中の生地は以外にもおいしく香ばしさも感じられました。
「見た目は失敗したけど、味は悪くない」
そんなことを思いながら、一つずつ味わっていました。
一番きれいな1枚をラッピングして
10個の中で一番きれいに焼けた1枚を渡すことにしました。
透明のラッピング用の袋に入れリボンを結びます。
渡せるクッキーは、1枚しかありませんでしたが、1枚でも完成した喜びをあらためて感じる
ひとときでもありました。
そして、その年のバレンタインにはブランドのチョコレートではなく、地元のケーキ屋さんのチョコレートを選びました。
以前、「食べるものへの見方が少し変わった話し」で紹介したお店です。
バレンタイン限定の生チョコを購入し、手作りのガレットクッキーと一緒に渡すことにしました。
渡したときには、
「焼き加減が難しくてこの一枚だけうまく焼けたんだ」
そう伝えると、
「香ばしくて美味しい」
と、驚いたような表情で言ってくれました。
その言葉を聞いて、ほっとしました。
そして、僕も彼女からもらったイチゴ味のチョコをいただきました。
こうして、2回目のお菓子交換会も無事に終えることができました。

